地域振興 2018 7 8
昨日、7月7日は、貿易摩擦問題と北朝鮮情勢を書き、
今日の午前中は、コンピューターの未来を書き、
今度は、地域振興を書きます。
なかなかテーマが定まらないので疲れますが、
本来、このようなテーマは、日本の国会で議論すべきですが、
日本の国会は、昨年から「モリ・カケ」問題で暇つぶしをしていて、
全く機能していませんので、実に困ったことです。
巨額の税金を使っているのに、
日本の国会は、スキャンダル専門の週刊誌のようになっています。
さて、前置きが長くなりました。
「ARROZ」という日本酒を知っている人は少ないと思います。
「ARROZ」とは、スペイン語で「米」という意味だそうです。
株式会社釜屋(http://rikishi.co.jp/item/arroz/)が作っています。
最初、飲んだ時は、驚きました。
ラベルが「ARROZ」という横文字なので、
白ワインかと勘違いしてしまいました。
しかし、よく見ると、日本酒で、
ワイン酵母で仕込んだ純米酒でした。
味は、限りなく白ワインに近いものがあります。
今、欧米では、日本酒ブームになっていますが、
日本酒独特の香りが、欧米人には、なじめない場合があるかと思います。
そこで、日本酒への入り口として、「ARROZ」が、ちょうどよいでしょう。
日本は、少子高齢化で、市場規模が縮小しています。
そのため、活路を海外市場へ求める必要があります。
しかし、中小企業にとって、輸出は、ハードルが高いと思います。
それでも、高いハードルを乗り越えて、成功する企業が出ています。
2018年7月7日の時事通信社には、このような記事がありました。
「麺類の輸出、3年連続過去最高」
「うどん」や「そば」といった日本人になじみ深い麺類の輸出が好調だ。
乾麺メーカーで構成される全国乾麺協同組合連合会(東京)は、
国内では少子化を背景に需要が頭打ちになると予想し、
「約10年前から国外に目を向けるようになった」として、
海外でのPRをスタート。
商社とタッグを組み、米国や香港を中心に販路開拓に力を入れている。
(引用、以上)
本来、このようなことは、
政府や国会が手伝ってほしいのに、
「モリ・カケ」問題で機能停止状態にあります。
さりとて、中小企業が単独で輸出に取り組むには荷が重すぎます。
単純にホームページを英語にするだけでは、外国の客は来ません。
仮に、外国の客が来たとしても、海外への発送手段を用意していないでしょう。
さらに、販売したら、代金をどうやって回収するか。
その手段を持っていないでしょう。
やはり、このようなことは、1社で取り組むには無理があります。
業界団体に輸出部門を作るしかないでしょう。